でんぷんの実験③消化【理科】
14時間目「発芽と養分」
大根とじゃがいもで消化実験
だいこん餅のつくり方
「じゃがいもの正体③」
昔の人は
食べ過ぎたときや
胃の調子が悪いときに
「大根おろし」
を食べていたそうです。
確かに、大根おろしを食べると
胃がスッキリします。
それは、大根のジアスターゼが
「でんぷん」を「糖」に変えるからです。
ジアスターゼは動物の唾液(だえき)にも
含まれています。
学校では、
でんぷんをヨウ素反応させたものに
唾液を入れて実験します。
実験の中で
でんぷんのりを少し冷まし、
(60℃以下)
大根の汁を加えてまぜると
急にのりがサラサラになりました。
「でんぷん」が「糖」にかわった瞬間です。
のりが 熱いままだとできません。
体内温度の37℃はそれに
ちょうどよい温度とされています。
大根の話になりますが
大根と蜂蜜で作る「大根あめ」は
昔は「のどが痛い」ときに
なめていたそうです。
大根の辛み成分「イソチオシアネート」に
消炎作用があるからです。
昔の人はこうしたことを
「科学的」でなく「感覚」で
学んでいたんですね!
すごいですね!
今回
じゃがいもと大根⇒「水あめ」
は、はじめて作ってみました。
味は甘いですが、大根の味もして
「体に良さそう(笑)」・・・な、味です。
昔の人の「胃薬」といった感じでしょうか。
体調が悪いとき
薬が簡単に手に入る時代ですが、
身近なものでも対応ができることを
知っておくのもよいですね。
実験した後の大根おろしと、かたくり粉で
子どもと「だいこんもち」をつくりました。
ちょっと焼きすぎたけれど、おいしかったです。