つれづれ学校

わくわくの その先へ!

でんぷんの実験③消化【理科】

f:id:natokoyo40:20200512192807j:plain
14時間目「発芽と養分」
大根とじゃがいもで消化実験
だいこん餅のつくり方

「じゃがいもの正体③」

昔の人は
食べ過ぎたときや
胃の調子が悪いときに
大根おろし
を食べていたそうです。

確かに、大根おろしを食べると
胃がスッキリします。

それは、大根のジアスターゼが
「でんぷん」を「糖」に変えるからです。

アスターゼは動物の唾液(だえき)にも
含まれています。

学校では、
でんぷんをヨウ素反応させたものに
唾液を入れて実験します。

実験の中で
でんぷんのりを少し冷まし、
(60℃以下)
大根の汁を加えてまぜると
急にのりがサラサラになりました。
f:id:natokoyo40:20200730164122j:plain
「でんぷん」が「糖」にかわった瞬間です。

のりが 熱いままだとできません。
体内温度の37℃はそれに
ちょうどよい温度とされています。


大根の話になりますが

大根と蜂蜜で作る「大根あめ」は
昔は「のどが痛い」ときに
なめていたそうです。

大根の辛み成分「イソチオシアネート」に
消炎作用があるからです。


昔の人はこうしたことを
「科学的」でなく「感覚」で
学んでいたんですね!
すごいですね!

今回
じゃがいもと大根⇒「水あめ」
は、はじめて作ってみました。
f:id:natokoyo40:20200730164201j:plain
味は甘いですが、大根の味もして
「体に良さそう(笑)」・・・な、味です。
昔の人の「胃薬」といった感じでしょうか。

体調が悪いとき
薬が簡単に手に入る時代ですが、
身近なものでも対応ができることを
知っておくのもよいですね。

f:id:natokoyo40:20200512192820j:plain

実験した後の大根おろしと、かたくり粉で
子どもと「だいこんもち」をつくりました。
f:id:natokoyo40:20200512192833j:plain
ちょっと焼きすぎたけれど、おいしかったです。
f:id:natokoyo40:20200730164508j:plain