旬を楽しむ【釣り(後編)】
63時間目
「釣り公園」は
いけすなどではなく、防波堤の一部分を安全に釣りが楽しめるように整備してあるので、子連れでも海釣りを楽しめます。
「鹿島港魚釣園 (茨城県鹿嶋市) 」は
入園料が安く、
広くはないけれど売店などもあり、
きれいで安全なので子連れでも利用しやすいです。
コロナで入場者数は200人に制限されているけれど
閉園まで2時間のせいか
園内には50人くらいしかいません。
すいていてうれしいけれど
釣り場に入った瞬間
釣果ってわかる。
「今日は釣れてないんだなぁ」
2時間しかないので
急いで竿を3本(サビキ)をたらして様子見。
するとすぐに
パパがヒット!
「ウミタナゴ」20㎝はある♪
その後、静かな時間が…
「サビキ釣り」は
糸をたらしたら「棚 (魚がいる深さ)」 を探します。
どのくらいのリールの回転で「おもり」が底についたかを数え、少しずつ、糸を巻き上げながら、魚がいそうな棚を見つけます。
魚の種類によって、いる深さが違います。
魚がいるときは
針にツンツン当たるのでわかります。
今日は、な~んにも感じない。
次男(小2)は釣りをあきらめて
釣れた「ウミタナゴ」と遊んでいる。
長男(中2)は「ポテチ」タイムに突入。
私は福岡県の北九州市の生まれで
子どもの頃は海が身近にありました。
ちゃぷんちゃぷんと防波堤に打ち付ける波の音や
ボーーーーとなる船の汽笛を聞きながら
釣糸をたらしているだけで
子守唄を聞いているように 懐かしく
心が穏やかになります。
釣れないときは、釣れない。
流れがくるまで、のんびりと待とう♪
なにも考えず
海を見て、海の音を聞いて、
波を感じているだけの時間♪
次男は私のカメラで防波堤のすき間にいる
カニの撮影に夢中。
夕陽も落ちて、
閉園まで30分のアナウンスがあった頃
隣のお兄さんが
ボラ、イナダと続けて50㎝級のものを釣り始めました。
(大きな魚を釣るにはサビキとは違う釣り方(しかけ)が必要です)
釣場が一気に活気づく。
すると
また、パパの竿に動きが
「アジ」だ~♪20㎝はある。
「イワシ」「アジ」「サバ」は
いろんな料理レシピが浮かぶので、テンションが上がります。
今まで釣れたアジは「豆アジ」ばかりなので、
20㎝のアジは我が家では大物です。
このサイズのアジは3年前にもここで釣ったけど
次男が遊んでて逃がしちゃった(笑)
よ~し、これからいい感じになるはず♪
で・・・閉園アナウンス・・・
しかたないね(笑)
家に帰って
2匹の魚のウロコと内臓をとり、
きれいに洗って
水気を拭き取って
「ウミタナゴ」はそのまま塩をして
「アジ」はゼイゴをとり3枚おろしにして身についた骨をとって冷蔵庫へ。
「ウミタナゴ」は塩焼きにしました。
身はカレイに似てしっとりとしていて、カレイほど鼻に抜ける香りはないけれど、美味しかったです。
「アジ」は唐揚げと骨せんべいに。
アジ=味 って意味なのかな?
唐揚げの味付けは塩こしょうだけだけど、身に味があっておいしい。
骨せんべいもサクサクで香ばしくて美味しかったです♪
今まで「手開き(手でお腹を開けるくらい小さい)」サイズのものばかりなので
3枚おろしは、まだまだ苦手です。
魚の味って種類によってこんなにも違うんですね。
過去に釣った魚で1番美味しかったのは
「メバル」です♪
メバルのような根魚は、しかけが違うのですが偶然、引っ掛かってくれました。
10年前に「大洗海づり公園」で初めて
一匹だけどイワシを釣りました。
釣竿に感じた「命の力強さ」にすごく感動しました。
10㎝弱の小さなイワシでも
かかった瞬間、引きを感じます。
小さくても、こんなに力強く生きてるんだ!
その引きや、魚をつかんだ時の
ブルブルと動く命の力強さ
どんな小さな生き物にも命がある
子ども達にも感じてほしいなぁ
釣った魚はとても「美しい」です。
食べられない魚はその場でリリースし
(皮に毒のある魚もいるので、知らない魚は素手でさわらない方がいいです。魚用のトングがあった方がよいです)
食べられる魚は持ち帰って
丁寧に料理して、
できるだけ無駄を出さずに、
いただいた命に感謝しながら、
美味しくいただきます。
あのお兄さんはあのイナダを
どうやって食べたのかなぁ?
うらやましいなぁ!
次は自分で釣った50センチサイズの魚を料理してみたい!
船で沖にも行ってみたい!
サビキ以外の釣りも試みたいな!
今回も海に
たくさんのことを教えてもらいました。
ありがとうございました。
読んでいただき
ありがとうございます♪