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社会科見学に行こう!③渋沢栄一と日本橋~渋沢栄一と銀行~


126時間目
日本橋の街は建物がとても美しいです。なので、写真を撮るのがとても楽しい。
歩いていると、どこの時代の、どこの国に来たのだろう?とわからなくなります(笑)

日本橋三越本店


本館の全体写真を取り忘れました(涙)

1935(昭和10)年に6年の歳月を費やし増築改修されたルネッサンス様式の建物。
採光天井の下にフランス産赤斑大理石とイタリア産卵黄色大理石を張りつめた中央ホールは花園のような美しさだそうです。(三越HPより)
国定指定重要文化財

次に行ったらしっかり見学してこようと思います。

三井住友信託銀行

ベネチア産大理石などを使用した、ギリシャ・ローマ風の近代銀行建築。
当時アメリカで流行していたそうです。

ちなみに、日本で最初に開業した銀行は、「第一国立銀行」で、1873年に日本初の株式組織の銀行として開設。
現在のみずほ銀行です。

第一国立銀行」は1873(明治6)年「日本資本主義の父 渋沢栄一」によって、現在のみずほ銀行兜町支店の場所に創設され、栄一が初代「総監役」に就任。
頭取りは出資した小野善助と三井八郎右衛門が務めました。
しかし、1874年に小野組が破綻し、1875年に栄一が頭取となりました。

そのため、当時の「国立銀行紙幣」には「頭取 小野善助」の名前を赤で訂正し「頭取 澁澤栄一」と書かれています。
数十枚のプリントミスの訂正でも大変なのに。。。(汗)

日本銀行

日本銀行は、わが国唯一の【中央銀行】として、1882(明治15)年6月に制定された日本銀行条例に基づき、その年の10月10日に業務を開始しました。
1942(昭和17)年2月には、日本銀行法が制定され、その年の5月1日に改組。

1944(昭和19)年には渋沢栄一の孫「渋沢敬三」が第16代総裁に就任しています。
ちなみに栄一は、7代総裁高橋是清に8代総裁への就任を要請されましたが、「宿志(国立銀行への長年の志)は今さら変えられない」と断ったそうです。「晴天を衝け」を見ていると栄一らしいなぁと思います。

建物はベルギーの中央銀行をモデルとしていて、石積みレンガ造りの本館は、銅葺きのドームを中心に美しい対称を成したネオバロック様式に壁面にはルネサンス様式が加味されている(そうです。)
1974年に国の重要文化財に指定されました。

ルネサンス建築
イタリアのフレンツェで始まり1420年代か17世紀初頭まで続いた建築様式。

日本銀行」は上から見たら漢字の「円」に見えることで有名ですね。


社会科見学の最後に
日本銀行の向かいにある【貨幣博物館】へ行きました。


貨幣博物館は古代から現代までのお金について学ぶことができます。
銭幣館コレクションは栄一の孫渋沢敬三(第16代日本銀行総裁)によって寄贈されたものだそうです。

館内はたくさんのお金を展示しています。入り口では飛行機に乗るときのようなチェックをされました。これだけのコレクションがあったら警備もしっかりしないといけないなぁと納得。

私は少し前のお札を懐かしく思いましたが、子どもたちは珍しそうに見学していました。


貨幣博物館を後にし、東京駅まで歩く途中、「晴天を衝け」の看板と「渋沢栄一像」がありました。

歴史が得意ではない私は、「晴天」の内容よりも、栄一役の吉沢亮くんの顔に見とれてしまっていましたが(謝)、この社会科見学で渋沢栄一が日本に与えた影響の大きさがよくわかりました。


さて、東京駅へ
子どもたちは東京駅の人の多さに酔ってしまったようです(笑)


コロナで出かけることができなかったため、この2年で「動物園」や「遊園地」などに出かけないまま大きくなった次男は電車での社会科見学に大喜び。

いつも行けていた場所に、気軽に行けなくなってしまったね。

大きくなってゆく子どもたちとの時間をもっと大切にしたいなぁと思いました。

冬休み、遠出ができなくても
(コロナが蔓延していなければ感染対策をして)
「家族で社会科見学」おすすめです。

今回の日本橋社会科見学

日本橋での滞在時間 3時間
予約 なし
入館料・入場料 なし

お手軽です。
※時間に余裕があれば日本橋はもっともっと巡るところがたくさんあります。


歴史は、主人公が変われば内容も変わります。
毎回違う主人公を設定して、同じ場所を巡るなど、いろいろな視点から日本(歴史)を考えてみるのも楽しそうだなぁと思いました。