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教員免許状 更新制度

96時間目

先日、文部科学省から中央教育審議会中教審)に「教員免許状更新」について諮問がありました。

mainichi.jp

もう~

がんばって2月に取得完了したばっかりなのに~

せっかくなので、「教員免許状更新」について書き残しておくことにします。


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1, 教員免許状更新制度

2007年に教育職員免許法が改正され

2009年から現職教諭は10年ごとに「免許状更新講習」を受けることが必須となりました。

現職教諭は講習を受けなければ「教員免許失効」「無免許」となります。

 

毎日忙しい先生方、10年ごととはいえ仕事をしながらの更新講習は本当に大変です。

 

ちなみに、教職につかず教員免許を持っている方は教員免許「凍結」とされ、現職復帰する際に講習を受ける必要があります。

※私は免許凍結中だったため、今年度は免許の必要のない仕事をさせていただいています。

 

2, 教員免許状更新講習の内容

①必修領域「最新の教育事情」(6時間)

②選択必修領域(6時間)

③選択領域(18時間)

全30時間、大学で講習を受けるのですが、今年度はコロナにより、急きょ全領域を開講しなくなった学校も多く、昨年の春、申し込んでいた大学から中止の連絡が続々と届きました(涙)

なので、テキストとオンデマンドで講習を行っている大学で受講することにしました。

大学受験しなくてもキャンパスで学べる大チャンス!だったので、憧れの大学で「学べる & 学食を食べる」のを楽しみにしていたんだけどなぁ

 

私が選択したのは

・「思春期の生徒のメンタルヘルス

・「教育現場におけるモチベーション、対人コミュニケーションの理解と促進」

・「発達障害の理解と支援」

 

算数、体育、理科など今後特に必要となる教科の講習も受けようと思っていたのですが、通信教育では実技を伴う講習はなく(通信教育でなくても今年はコロナで実技はなく)、せっかく受講するなら大学で学ばなかったことも学んでみよう!と思い、この3つを選択しました。

 

今年度は中学校で働いているので、生徒のそばにいながら、思春期の心について学べたことは本当によかったです。

 

3, 修了認定試験

・【必修・選択必修】筆記試験

・【選択】18時間の視聴 筆記試験

・選択した課題のレポート

自宅で受けたので、試験といえるのかわかりませんが、しっかり学んだので楽しく試験を受けることができました。

文章を書くことは好きなので、レポートは好きなことを書きました。

※内容を詳しく書くことは禁じられているため、すみません。

 

4, 更新完了までにかかる費用

講習費用 33,000円

証明書発行手数料(印紙) 3,300円

 

 

5, 免許状講習を終えて

本来だったら、大学で5日間(6時間/1日)講習を受け、その場で試験を受けるのですが、30時間 家で、まとまった時間を作るのが大変でした。

テキスト講習は自分で読んで学ばなければなりませんが、オンデマンド講習は講師の先生がわかりやすく教えてくださるので、楽しく学ぶことができました。

 

教員免許状更新講習については、賛否両論ありますが、これから復職したい私にとっては、辞めてからこれまで、現場はどう変わったのかなど空白の時間を埋めてくれたありがたい講習となりました。

 

ですが、現職の先生方は年間通じてたくさんの研修をされています。今回受講した内容は現職であればわかることであり、なぜ、わざわざ30時間も受講しなくてはならないのかわかりません。

短い時間で有意義な研修ならばよいと思いますが、現職の教員に30時間の受講は必要ないと思います。

 

「大学で講習を受けるのと、通信教育はどちらがよいか?」ですが、コロナで自粛期間が多かった今年は「通信教育」を選択してよかったと思います。

 

ただ、仕事と家事と子育て・・・と、まとまった時間が取れず、洗濯や料理をしている間、次男が「鬼滅の刃」のアニメを見ながら「水の呼吸!!!」と剣を振りかざしてる横で、途切れ途切れ講習を聞くのが大変でした(笑)

リモートでご自宅でお仕事されてる方の大変さを知りました。

 

1日大学に通えば、5日間ご飯づくりや掃除洗濯は家族にお願いできたのになぁ 笑

 

なんだかんだとありましたが、無事に免許講習を終え、旧姓ではない、今住んでいる都道府県の教育委員会が発行してくれた新しい証明書が届きました!!!

 

中教審がどんな答申を出すのかはわかりませんが、私にとって「教員免許状更新講習」は「次の扉」を開くための勇気をくれたよい機会になったと思います。

 

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

#今年、学びたいこと